強もみマッサージのやり方は絶対的基本が出来てプラスアルファが大切

ボディケアの施術でもみは永遠のテーマだと思います。

自分も未だに苦労をします。

 

強もみが出来るだけで指名が取れたりリピーターが増えたり、逆に強もみが出来ないとクレームになったり、お客様が二度と来店されなかったりと、

施術者にとって強もみはそれほど重要なファクターになります。

 

特に女性の施術者は苦労するところだと思いますが、今回は女性、男性、自身の体の大きさなど関係なく出来る強もみのやり方について書いていきます。

強もみのやり方は3つの絶対的基本が大切

強もみが出来ない人の特徴は、変に工夫をしてしまう人です。

なんとか強く押せないかとパワーで押そうとしてみたり、壁を蹴ってみたり(これは自分もやってしまいますが)と工夫をして強もみをしようとします。

ですが強もみとはそういうことではありません。

施術をしていく上で時には工夫は必要ですが、基本からかけ離れた工夫はしなくて良いのです。

 

強もみとは、施術の基本的な身体の使い方、基本の中にこそ存在します。

如何に基本に忠実に施術を行かがとても大切になってきます。

 

では強もみの3つの基本、

  1. 拇指(親指)の作り方
  2. 体重圧
  3. 丹田を意識

について解説していきます。

1.拇指(親指)の作り

拇指(親指)の作り方はとても大切です。

この拇指の作りとはどういうものかと言うと、

親指MP関節外に出ということです。

MP関節とは親指の2番目の関節(第2関節とは言わない)です。

 

次の画像を見て下さい。

【MP関節が出ている

赤丸の部分を見て下さい。

関節がしっかりと出ていますね。

この様になっていない場合、指を痛めたり、痛くて体重を拇指に乗せられなかったりします。

 

【MP関節が出ていない

赤丸の部分が出ていないと指が反ってしまいます。

こうなると圧も入りにくく、技術も上達していきません。

指を痛め身体を壊して長く続けられなくなります。

 

「MP関節を出す」この基本は初めにしっかりとクセ付けておきましょう。

 

専門学校では拇指の作り方を押せいているとは思いますが、リラクゼーションの会社の研修では教えていないところが多いと思います。

自分が知る限りでは、株式会社ボディワークホールディングスでは教えています。

2.体重圧

体重圧も永遠の課題ですね。

というのもデビューから3ヶ月位すると指の痛みも消えていき、体重圧が出来るようになってくると思います。

そして半年、1年と経験を積んでくると体重圧は出来ていると思っているかもしれません。

自分はそう思っていました。

ですがその体重圧は本当に完全に体重が乗っているのでしょうか

 

体重圧とは、お客様の身体の押すポイントに、

  • 拇指の中央部分が正確に当たる
  • 肘を伸ばす
  • 自身の身体が正面にある
  • 背中を伸ばす
  • 顔は真っ直ぐ前を見る

こうして全ての条件が整って初めて体重が乗った圧が入るようになります。

 

【良い例】

上記の赤丸の部分を見ると、ポイントに拇指の中央が当たっています。

 

正しい体重圧とは、この画像のようにポイントに対して全て真っ直ぐになっています(拇指の作りは出来ていませんが、それ以外を見て下さい)。

【悪い例】

上記の赤丸の部分を見ると拇指が斜めに当たっているのが分かると思います。

 

さらに上記の画像のように、

  • 肘は曲がり
  • 身体が正面から若干右にずれ
  • 背中が丸まり
  • 顔が下を向いている

体重が乗らない施術とはこのように姿勢が悪くなります。

 

体重圧が出来る美しい姿勢で施術が出来ているということになります。

3.丹田を意識

丹田とはへその少し下の部分のことです。

その丹田を意識するとはどういうことかと言うと、

体重を乗せるときに丹田を拇指に近づけることを言います。

何故これが必要かと言うと、やってみると分かりますが、丹田を近づければ近づけるほど圧が入っていきます。

体重が乗ってくるのです。

 

【丹田を近づけている】

矢印の部分の拇指から丹田までの距離を見て下さい。

これをさらに近づけるともっと圧が入っていきます。

 

【丹田が離れている】

この矢印の部分が離れているので、腕を伸ばして突っ張っているように見えると思います。

このようになると力で押している感じで、体重が乗っていませんね。

 

丹田を意識して押すのがイマイチ分かりにくかったら、へそで押すイメージを持ってください。

この方が分かりやすいのではないでしょうか。

 

自分はよくへそで押せと言われていました。

基本プラスアルファは足の指が重要

強もみは足の指で地面を噛ことが重要です。

 

強もみのイメージを極端に言うと、足を宙に浮かし拇指に全体重を預けることだと思っているかもしれません。

確かに、これだと完全に拇指に圧を乗せられているかもしれません。

しかし、もう一段階強もみが出来る方法があります。

それが足の指を意識することなのです。

 

足の指を意識するとは、足で地面を噛むように立つこと要はつま先立になります。

背の低いセラピストは、

「よくつま先立ちになってるよ」

と思うかもしれませんが、

それがもし足の指の付け根部分で立っているとしたら惜しいですね。

 

足の指に力を入れて立ちます。

足の指で地面を噛むように立とうとした結果、つま先立ちになるのです。

 

【地面を噛むように立つ】

赤丸の部分のように、施術時につま先を意識して立ちましょう。

極端に言うと上記のように地面を噛むように、掴むようにするとその力が足➡上半身➡腕➡拇指と伝わり、力が自然と乗ります。

それが自然と強もみになります。

【指に力が入っていない】

浮き指の方は指を鍛える訓練をしないと出来ないかもしれません。

指の付け根部分で立つのではなく、常に「つま先を意識して施術をする」これがとても重要になります。

基本に忠実な利点

基本に忠実に施術をすることは強もみが出来る以外に、2つの大きな利点があります。

  1. お客様が力まなくなる
  2. 施術者自身の体を守る

お客様が力まなくなる

力任せに押してしまうとお客様は無意識に筋肉を硬直させます。

力で押した分と同じ力で跳ね返そうとしてきます。

 

ですが、上記で述べた基本をしっかりと守って施術が出来た場合、お客様の身体はその圧を受け入れ、押したポイントが沈むように圧が入っていきます。

そうすると身体がほぐれやすくなります。

施術者自身の体を守る

やはり力に頼った施術をしてしまうと、段々と指を痛めたり健勝苑になったり、腰や体全体を壊す原因になります。

基本に忠実に施術を行うことは楽な施術ができるということです。

当然手を抜くということではありません。

楽な施術とは疲れにくい施術ということです。

 

疲れにくい施術が出来るということは、

息の長いセラピストとしての仕事ができたり、本業や複業を持っている方はもう一つの仕事にも支障をきたすことが少ないということに繋がります。

 

基本の施術を行うのは実はとても難しいことです。

自分は基本から離れて力に頼ってしまいがちで出来ていると言うには程遠いですが、リラクゼーション業界に入って7年たった今、また基本に立ち返り自身の施術を見直しているところです。

まとめ

強もみのやり方

についてでした。

 

強もみの習得は女性や体の小さい人ほど有利です。

何故ならパワーがない分それを補うために体の使い方の基本をしっかりと学ぶからです。

自分は男性なのでパワーはわりとある方ですが、背が低く身体が小さい方なのでどうしたら強もみが出来るか悩んでいましたが、

あるとき

「女性の上手い人を参考にしたら出来るようになるのでは?」

と思い女性の先輩セラピストに、身体の使い方や圧の入れ方などを教わったところ理屈が分かってきて技術が段々と上達していきました。

 

自分の個人的な感想ですが、女性セラピストのほうがパワーに頼らない圧の入れ方が上手いように感じます。

職場で強もみのやり方で悩んだら、指名を多くとっている女性セラピストに聞いてみるのも良いかもしれません。

 

男性や特に体の大きな施術者は力がある分、基本施術よりもパワーに頼りがオリジナルの施術になってしまう人が多いです。

自分も筋トレをやっていたこともあり、パワーに頼ってしまう部分があります。

そうなってしまう人こそもう一度、基本に立ち返り施術を見直してみて下さい。

自戒も込めて。