「私は何を喋っていいか分からないから接客が苦手なんだよね。」
と思っている人は多いかもしれません。
実際にお客様との会話が多いセラピストが、指名も多いということが見受けられるかもしれません。
ですが、
接客とは会話なのでしょうか?
今回は、
指名を取る「接客」3つの方法
接客とは何か
この2つについて書いていきます。
接客で指名を取る3つの方法!
デビューしたての頃は先輩たちの技術にはまだかなわないし、どうやって指名を取ったらよいかわからないと思います。
ですが、新人の頃から指名を獲得しているセラピストは確実にいます。
それはやはり接客が良いということだと思います。
ではどのような接客が指名またはリピーターに結びつくのでしょうか。
1.笑顔
まずは、「笑顔」というのは接客業全般で言われていますが、誰もがよく耳にするのではないでしょうか。
ですが、新人の頃は技術に自身が持てなくて笑顔のつもりでも自身のなさが表に現れ、それがお客様に伝わって、お客様に不安を抱かせているかもしれません。
これは私もそうなので、すごくよく分かります。
笑顔で逢えるというのは簡単そうで誰でも出来て当たり前のように言われるかもしれませんが、実はとても難しいことなのです。
緊張している自分(セラピスト)がそれを見せないように、お客様に笑顔で接するというのは簡単ではありません。
技術にも差があるように笑顔にも差がでます。
笑顔はハードルの低い誰でも出来ることではなく、習得する接客技術です。
練習が必要です。
笑顔はなぜ必要?メリットは?
笑顔はなぜ必要なのかそのメリットを考えてみました。
笑顔は
- 相手の不安感を取り除くため
- 相手の期待に答えるため
- 相手の緊張を軽くするため
- 相手に接しやすい雰囲気を作るため
- 相手の身体を柔らかくして施術しやすくするため
他にもあると思いますが、笑顔はこれだけのメリットを生みます。
これを自分自身に置き換えてみたらどうでしょうか。
お客様に接するにあたって、
- 自分の不安感を取り除くため
- 自分の期待に答えるため
- 自分の緊張を軽くするため
- 自分に接しやすい雰囲気を作るため
- 自分の身体を柔らかくして施術しやすくするため
こうやって考えると笑顔の捉え方が違ってきませんか?
接客は自分の心が相手に伝わりますので、自分自身が笑顔でホッとする雰囲気でいることができると、相手にもそれが伝染してリラックスしていただけると思います。
2.声の大きさ
指名を取っているセラピストは声が大きい人が多いような気がします。
声が大きいと自信があるように感じて、お客様は安心して施術を委ねることができます。
それと存在感が際立ちます。
声が大きいと単純に目立ちますね。
お客様は意外と周りを見ているもので、声が大きいとその方向に目が行ってそのセラピストのことが気になったりします。
声が大きいだけで明るい雰囲気にもなり、自信に満ちているように感じさせ、存在感をアピールし、指名につながることになります。
3.フィードバック
フィードバックとは施術後にお客様にベッドに座っていただいて、仕上げをしている際に気になったことやアドバイスをすることです。
よくありがちなのが、
「強さは大丈夫でしたか?」
と言ってしまうことです。
何を話していいか分からないときに、つい言ってしまうセリフですね。
私も使っていました。
ですがこれは施術中に聞くことで施術後には必要ないことですね。
では、フィードバックは何を言えば良いのでしょうか?
フィードバックは感じたことを伝える
施術前、お客様に「お疲れの箇所」を聞くと思いますが、
実際に施術してみると、凝っているところが他にもあったりしますね。
その箇所をお客様に伝え、なぜそこが凝っているのかも言うことができれば良いですね。
そしてアドバイスですね。
日常で疲れを緩和できる方法、ストレッチなどのやり方などを教えてあげることも大切になってきます。
この施術後のフィードバックが出来るかどうかで、お客様に対する印象が違ってきます。
最後に自分の印象が残るようなセラピストは、次に来店されたときも思い出してもらうことが出来ると思います。
接客とは話すことではない?
そもそも接客て何?
接客とはお客様と商品(施術)とお店をつなぐ行動のこと。
「つなぐ=接客」
と言われています。
よく会話が苦手なので接客が苦手と聞きますが、会話することが接客なのでしょうか?
接客とは何かを考えていきます。
お客様の目的を見極める
先程も書いた
「つなぐ=接客」
とはどういうことなのでしょうか。
リラクゼーションの場合、例えば、お客様は疲れを取ってもらいたいという目的で来店されるとします。
それに対して店側は、お店の照明や音楽などでリラックスできる空間を演出し、セラピストは接客や施術でお客様の身体をほぐし癒やしを提供します。
お客様の目的に対して、お店や自分たちのできるサービスを説明し、提供することが接客であり「つなぐ」ということなのではと考えます。
そこに「おもてなし」の心で接することで、
お客様が本当はどうしてほしいのかを見極めて、
その目的に合った行動をさせていただくことが接客なのではと思います。
なので話すのが苦手でも関係ないと思います。
お客様がこうしてほしいと思うことのためにセラピストが行動することが大切で、そうすることによって心が伝わり指名に結びつくのではないでしょうか。
こちらの記事も読まれています⬇
まとめ
指名を取る「接客」方法
- 笑顔
- 声の大きさ
- フィードバック
接客とは何か
についてでした。
接客というのは施術中も含まれます。
その全てにおいて重要なのが心だと思います。
受け入れとお見送りが完璧でも施術に心がなかったら全て台無しになってしまいます。
施術に心を入れるというのは、
「ほぐしてあげたい」
「疲れを取ってあげたい」
「癒やしてあげたい」
と思うだけでなく、
丁寧に施術を行うことです。
丁寧とは、
お客様の身体を押すのでも細かく押したり、
腕を動かすのでも優しく動かしたり、
ストレッチでも足を上げますなどの声をかけながら行ったりと、
めんどくさがらずに慎重に行っていくことです。
ここに書いたことが少しでも参考になれば幸いです。
自戒も込めて。