以前は、リラクゼーションというと60分6000円が相場でしたが、
ここ数年で60分2980円の看板をよく目にする様になったと思います。
そこで疑問に思うのが、
何故こんな相場の半額で提供出来るの?
技術や接客は下手で雑なの?
何が違うの?
いろいろな疑問があると思いますが、
低価格サロンについて私が感じたことを書いていこうと思います。
なぜ安くできるのか
それは経費を最低限に抑えて経営をしているからです。
1、受付を置かない。
受付や電話での問い合わせ業務を施術者全員で回すことによって受付を雇う経営を抑えています。
その代わり施術中に来客や電話が鳴ったらその都度何度も手が離れることがありますよ。
2、お水はセルフサービス
お水はセルフサービスでありますが、ハーブティーなどのお茶サービスはしていませんよ。
3、お会計も自動販売機
お会計も自動販売機を使ってセルフ化している会社もあります。
この様に経費をなるべくかけずに運営していること。
そして、
セラピストに支払う給料を約60分1800円〜2000円にして人を雇い、経営者側の儲けを抑えているためです。
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技術や接客は安かろう悪かろうなのでしょうか?
まだ60分2,980円のお店があまり広まっていない頃は、技術は値段なりのところが多かったそうですが、
今では60分6000円のお店で働いていた方が独立して自分の店舗を出す人も増えたり、
60分6000円のお店と掛け持ちで勤めている人も増えているので、
60分6000円の技術をそのまま2980円のお店で使っていることになり、技術的には変わらない店舗が多くなっていると思います。
それどころか掛け持ちしているということは、技術だけでなく接客もあまり変わらない店舗もあると思います。
私は実際に60分6000円と60分2980円の両方のお店で働いたことがありますが、
技術だけで言うと6000円のお店でも上手い人が少なかったり、
2980円のお店でも何故こんなに上手い人が揃っているんだろうと思う店舗もありました。
値段での技術の違いは無くなってきているのかも知れません。
しかも、私が勤めていた60分2980円のお店では施術メニューも豊富で、
お客様にフットケアの前に足湯に入って頂いたり、
施術後にお茶を6種類の中から選んで頂いたものを出して終わったらすぐ帰ってもらうのではなく、
ゆっくりくつろいでもらう
という60分6000円のお店とあまり変わらないところでした。
そこの店長さんが言うには、
60分6000円のお店と比較出来ればいい時代ではなく、
60分2980円で広く展開している「りらくる」や「ほぐしの達人」などのチェーン店と違うことをしないと値段と技術だけでは生き残れないということでした。
これはもう2014年の話になります。
しかし、これからもどんどんこのような低価格サロンでありながらサービスも向上していくお店は増えていくのではと思います。
まとめ
低価格低価格帯のサロンの現状とこれから
についてでした。
飲食業界やアパレル業界などと同じく
リラクゼーション業界もお店が増えるということは、同じサービスで低価格帯のお店が増えるという世の中の流れになっています。
今では60分2960円のお店も出てきていますので、
値段だけ安ければいいというものではなく、中身を重視し、サービスの質を上げていけるかが、生き残れるかどうかだと思います。
60分6000円の会社も低価格帯のお店を下に見ていると足をすくわれることになるかも知れません。
例えば、まだそれほど普及していない、頭のリラクゼーション「悟空のきもち」などのドライヘッドスパや、
おもてなしの中で、他店とはちょっと違うサービスを提供したりと、
何かに特化した施術メニューだったり、他とのちょっとした差を出すことが大切だったりします。
今後自分のお店を出そうと考えている方も他とは違うプラスアルファを常に考えていくと長く継続できる店舗になるのではないでしょうか。