アカスリとボディクリーンは同じ仕事です。
ただ言い方が違うだけで、同じアカスリを行うセラピストです。
スーパー銭湯などに行くとお風呂の中に必ずアカスリコーナーが入っていて、目にしたり、受けたことがある人も多いのではないでしょうか。
今回はあまり触れられていないアカスリについて書こうと思います。
アカスリとはどんなもの?
温浴施設で男女のお風呂にそれぞれアカスリの部屋があり、ボディケアで使うようなベッドにお客様を寝かせ、
アカスリ専用のグローブを手にはめて、お客様の全身を擦っていく施術です。
女性、男性の両方のお客様を施術するため、セラピストは女性のみになります。(外国では男性セラピストもいるようですが)
お客様は基本的に裸にタオル一枚でベッドに寝ます。サロンによっては男性のお客様に紙パンツを履いてもらうところもあります。
アカスリにはオイルトリートメントのコースもあり、
アカスリが終わった後にそのままオイルのコースを行なったり、アカスリはせずにオイルトリートメントのみを行うコースもあります。
エステと違い、お風呂で裸でオイルトリートメントをするので施術後にすぐ洗い流せると言う意見があります。
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アカスリの求人はあるの?
アカスリの求人は意外と出ていますが、ボディケアやエステほどは多くないと思います。
求人を探す人で、アカスリ経験者で転職をする人はいますが、
未経験でリラクゼーションで働きたいと思っても、最初から「アカスリ希望なんですけど」ていう人はなかなかいないですよね。
そもそも選択肢に入ってないかもしれません。
それは何故か?
アカを擦るというイメージがよく思われない。
アカスリは人の体の汚れを擦って出すことをしなければなりません。
女性、男性関係なくどちらのお客様も施術するので、それが生理的に受けつけないという人もいます。
こういったことと、セラピスト=エステやボディケアなどの印象が強いのがアカスリを選ばない理由ではないでしょうか。
では実際に働いている人はどうなんでしょうか?
以前は韓国式アカスリなど外国の方が目立っていましたが、
ここ数年ではアカスリのセラピストで若い女性も多く見かけるようになったと思います。
その理由は、私が知る限りですが、
温浴施設に入っているリラクゼーションの会社は大手が多いのですが、
アカスリは人手不足で常に募集をかけている状態です。
それなのに、アカスリ自体の募集をホームページには載せていない会社もあります。
それは、アカスリで募集をかけても希望者がいないので、あえてホームページに載せていないのです。
ではどうやってアカスリの女性セラピストを雇っているのでしょうか。
まずボディーケアやエステティシャンで募集をかけます。
そこに入ってきた新社会人の女性を半強制的にアカスリのセラピストにさせてしまうのです。
まだ社会を知らない新人だから断れないことも計算に入れていると思います。
また、ボディクリーンと言ったり、アカスリの先輩からのコメントをホームページに載せてなるべくイメージを良くして募集をかけている会社もあります。
それほど人手不足の状態なのです。
アカスリセラピストのメリット ・デメリット
メリット
アカスリはイメージもよくなく、過酷な環境のため、ボディケアやエステなど他のセラピストよりも歩合が高いのがメリットです。
同期の新人よりも2%くらい高いと思います。
たった2%と思うかもしれませんが、これが積み重なると大きな給料の違いになります。
デメリット
実際に働くとなると、上半身はアカスリをしているため暑いのですが、裸足のため足は常に冷えている状態です。
また、温浴施設によっては温泉の成分が体に合わず、長く続けられないセラピストもいます。
こちらの記事も参考にしてみてください⬇️
まとめ
アカスリの仕事や求人、メリット・デメリット
についてでした。
殆どよくないことばかりを書いてきましたが、最初のきっかけは何であってもやり始めるとやりがいを持って、施術が好きになっていくセラピストもいます。
大手の会社に就職する時は、こういう現状もあることを頭に入れながら、
自分がやりたい施術は何なのかを明確にして、やりたくない事は断ってもマイナスにはなりません。
断った途端態度を変えるような会社は、最初からやめたほうがいいです。
しっかりと自分の意思を持って社会人として働いていきましょう。