お客様に接しているときはセラピストは人を癒やす素晴らしい仕事であるのに対し、休憩室では本音が出ます。
それは他業界にもある光景だと思いますが、人を癒やす仕事からは想像できない闇の部分が隠れています。
そんなリラクゼーションで働くセラピストの裏の顔を暴露していきたいと思います。
※あくまでも私個人や私の周りの人たちが多く思っていることであって、全てのセラピストに該当することではありません。
セラピストの裏話タブーな本音!
稼ぐことしか考えていない
大前提として、お金を稼ぐことはとても大切で、汚いことでもなんでもない、当然のことです。
しかし、
「稼ぎたい」が全面に出すぎているために、お客様の取り合いになったりする人もいるようです。
そして、施術の順番をうっかり飛ばされると激怒したり、不機嫌な状態で施術しているセラピストもいます。
自分の場合は、経験を積んで自身を持つようになったとき、施術中にお客様の身体のことを考えながらも、
「今いくら稼げているだろうか」
「次の予約も入っていたから、それをやると600分いくから今日の稼ぎはいくらだ」
といった、
お金を払って、そして貴重な時間提供して来店してくださるお客様に対して、とんでもなく失礼な精神で接客をしていたのだなと後々になって気づきました。
完全にいいわけですが、そのときは自分なりにはお客様のことに集中しながら、お金のことも考えるといった感じでしたが、
今考えると、集中しているつもりでした。
稼ぐことしか考えていないセラピストは以外にも、「忙しい店舗=稼げる店舗」に多く集まる傾向があります。
そして何故か、暇な店舗には穏やかなセラピストが集まります。
当然全ではないですが、類友のように精神状態が同じようなセラピストが同じ場所に集まるのです。
これはすべての業界やコミュニティにも当てはまると思います。
長いコースはやりたくない
店舗では、ボディケアは20分コースから120分コースまでのメニューがあるリラクゼーションが多いと思います。
その中で120分の長いコースはやりたくないと思ってしまいます。
何故ならほとんどのお客様の身体をほぐすのに120分コースまでは必要ないと感じているからです。
ほぐすのに120分は掛からない。
中には120分必要だなと思うお客様の身体の凝り方(ガッチガチでいくら押してもびくともしない硬さ)もありますが、それほど多くはありません。
だいたい60分で十分だと感じていて、個人的には80分コースまであれば良いのではと思っています。
自分は、デビューしたての頃は長いコースが施術しやすいなと思っていましたが、何年も経験を積むうちにこのように考えていきました。
これは自分だけかなと思っていましたが、周りのセラピストに聞くと同じように思っている人が意外に多くいます。
では何故120分コースまで良いされているかと言うと、長いコースはお客様へのサービスのためというのが大きな理由の一つです。
お客様の中には身体をほぐして楽にしてもらいたいと思う人以外にも、ただボディケアを受けるのが気持ちよくていつまでも受けていたいと感じる人もいます。
このようなお客様は、とにかく長く施術を受けたいために一番長いコースを選びたがり、メニューにない150分、180分コースを希望する方もいらっしゃるくらいです。
まさにこういったお客様のサービスのためにあるメニューだなと思っています。
当然ですが、長いコースはやりたくないと思ってはいても施術に入ったら、全力でほぐしたい、楽になってほしいと言う思いで施術に取り組んでいます。
セラピストの心はグチャグチャ
セラピストはマッサージ師とは違い国家資格はありませんが、施術を行った結果痛みが消えていたりお客様自身が治ったと感じることにより、ときには先生と読んでくれるお客様もいます。
※セラピストはマッサージや治すという言葉は使えないため結果的にお客様が治ったと感じるという言い方をしています。
そんなセラピストはお客様を癒やす素晴らしい仕事ですが、
セラピストの身体はストレスと施術の疲れでボロボロです。
自分は人間関係のストレスで身も心もボロボロでした。
現代の全体的なストレス社会の中で他の業界とは違い、
「癒す仕事をしているセラピストがこんなに精神や肉体が不安定で施術をしてて良いの?」
「こんな状態で本当に癒せるの?」
と自分自身に思うこともあります。
ブラック企業と言われているリラクゼーション業界は、以前も書きましたが特殊な人間が集まる業界です。
自分は以前に、人間関係で全体的に不平不満の負のエネルギーに満ち満ちている職場にいていつもイライラしていたり、
人間関係は悪くなくても施術者が身体を壊したりと、
ボロボロ状態のセラピストの自分が、癒やしを提供しているといった感じでした。
実は人間関係で精神的に病んで、身体を壊してこの業界を辞めていった人は非常に多くいるのが現状で、唯一の救いは業務委託契約であるために辞めやすいということです。
そして求人募集が多いので辞めても比較的すぐに再就職が出来る業界でもあり、何年か離れていてもまたすぐに復帰できる点もメリットかなと思っています。
この辺は他の業界にはあまりない特徴ですね。
自分は現在は比較的落ち着いている状態ですが、リラクゼーション業界全体的に、セラピスト自身に癒やしが必要なのではと思っています。
まとめ
セラピストは、
ときには、稼ぐことしか考えていない。
長いコースはやりたくないと思っている。
心がボロボロの状態で施術をしています。
今回挙げたのは自分が思っていたことです。
ろくでもないことを考えていて、ときには不安定な精神状態だなと思っています。
ここに書いたことはほんの一部で他にも言えないことがたくさんありますが、セラピストの本当の姿はこんな感じだよと挙げてみました。
自分は現在は比較的落ち着いている状態です。
裏ではどんなことを思っていてもどのような状態でも、施術本番はしっかりとお客様のことを考えて行っています。
これは社会人であれば当然のことですが、どの業界の誰もが最低限やるべき仕事はこなしていると思っています。