リラクゼーション業界に入って得したことを挙げていきます。
全体的に自由で縛られない業界であることがメリットであったり、
24時間営業の温浴施設に勤めていたときは施設自体を利用できたりと、
今回は業界全体のさまざまなメリットを書いていきます。
1.温浴施設で働くメリット
「明日もまたここで仕事だし帰るのめんどくさいなー泊まっちゃうか(もちろんタダで)」
「広いお風呂に毎日タダで入れるなんてサイコー」
24時間営業の温浴施設だとこういったことが普通にできます。
店舗によっては繁忙期はお風呂に入れなかったり、店舗によっては泊まることは本当は禁止なのですが、ひそかに泊まっている人がいるのは黙認されています。
特に泊まれる特権は交通費もそうですが通勤時間の大幅な短縮になりますので、女性セラピスト、男性セラピスト、若いセラピストも関係なくこのメリットを活用しています。
自分も忙しい店舗では終電がなくなるまで仕事をして泊まっていましたが、お風呂が好きというわけではないので基本的には帰ってシャワーを浴びて寝るという感じでした。
お風呂好きの人、家に帰りたくない人はかなりのメリットです。
2.シフトが自由
基本的に決まった曜日でシフトを入れていきますが、毎日同じ時間のシフトを組まなくても良いのです。
例えば、
主婦の子供がいる方で扶養内で働きたいから15時に帰るシフトや、
子供を保育園に預けてから行きたいので時間を遅らせて出勤し夕方に帰るシフトや、
メインで他の仕事をしているため副業ではたきたいので曜日によって夕方から働きたいなど、
他にもその人に合ったさまざまな働き方ができます。
会社によっては1週間前にシフトを提出すれば良いところもあり、
「急に来週空き時間が出来たからシフトを入れたいな」
といった1週間毎にまったく違ったシフトに出来るあります。
さらに、ゆるい会社だと突然出勤時間を遅らせたり、帰る時間を早めたり、休みにしたりが出来たりします(※社員の方やセラピストの少ない店舗は別ですが)。
※突然のシフト変更は、セラピストが少なく忙しい店舗だと売り上げに響き、会社やお客様に迷惑もかかりますのでやっちゃダメです。人数的にある程度の余裕のある店舗に限ります。
自分の場合は、今はシフトを減らして勉強の時間やブログを書く時間に当てています。
以前はとにかく稼ぐことを目的としてこの業界で働いていたので、週5日の勤務でしたが1日12時間~14時間の勤務を行っていました。
その人のライフスタイルの中で稼ぎたい人は一気に稼いで長期で海外旅行に出かけたり、自分の時間を大切にしたい人は自由なシフトが組める業界なので、このメリットは大きいのではないでしょうか。
3.上下関係がない
上下関係がないというのは他の業界で働いている人からすると、かなりのメリットだと思います。
リラクゼーション業界は業務委託契約が多いため、正社員のような上下関係がほとんどありません。
ほとんどと言うのは唯一社長(オーナー)との上下関係はありますが、それを除けば年齢関係なく上司はいませんので命令されることもなく強制されることもないので上下関係のわずらわしさがありません。
※社長でも業務委託者に対しては命令は出来ないのでお願いをされるだけですが、やはり気は使います。社長なので。
ですが、リラクゼーション業界は特殊な人の集まりなので、一般の会社で能力が足りなかったり人間関係に耐えられなかったり、自己主張が強い人が多く集まる場所(もちろん能力の高い人や協調性のある人も多くいます。)でもあるので、セラピスト同士の関係が良くない店舗もあります。
しかし、上下関係がないというだけでも気を使う範囲がかなり狭まるので、精神的に相当楽に働けます。
業務委託契約について詳しくはこちら↓
4.人間関係が嫌になったらすぐに転職できる
他の業界では同じ業界内であっても直ぐに転職は難しいのではないでしょうか?
職場に嫌な上司や同僚がいても我慢をして仕事を続けなければならないことも多いと思います。
ですがリラクゼーション業界では、事情があり即やめたとしても早ければ3日後にでも別の会社で働くことが出来ます。
理由としては人手不足によりほとんどの会社が求人募集を出しています。
現在は社会全体の人手不足により求人倍率が上がっていますが、リラクゼーション業界では技術さえしっかりしていれば何処に面接に行っても受かるくらい求人倍率が高いので仕事に困ることはありません。
先ほども言いましたが特殊な業界なので店舗によって人間関係の良し悪しが大きく分かれます。
なのでどうしても合わない人がいる場合は我慢せずに転職を考えても良いと思います。
それかシフトを減らして掛け持ちするか。
自分はいろいろなリラクゼーションの会社に行きましたが、人間関係のトラブルで転職をしたこともありました。
自分で言うのもなんですが良く言えば繊細、悪く言えば我慢が足らない。
正直この業界は人間関係が上手くいかない人が多いかもしれません。
自分は一箇所で長く働くことを良しといていません。
それよりもさまざまな場所で働いたほうが新たな発見が出来てメリットが大きいと考えます。
実際に自分で職を探して転職をしたことがあまりなく、
「うちの会社に来ない?」
と紹介で転職することが多いです。
しかも転職したいなと思うタイミングで声が掛かったりします。
人それぞれの考え方や価値観にもよりますが、転職が直ぐにできて職に困らないのは大きなメリットではないでしょうか。
5.妊婦さんが職場復帰しやすい
だいぶ変わって来たとは言えまだまだ産休後の復帰がスムーズでない会社が多い中、リラクゼーション業界は一度技術を身につけてしまえば、簡単に職場復帰が出来ます。
業務委託契約が多いため産休というシステムは無く退職という形になりますが、2年後3年後に同じ職場に復帰したり他社に就職したりがすんなり出来ます。
さらにどんなにブランク(10年でも)があっても勘を取り戻しさえすれば職場復帰が可能です。
それほど良い意味で変化の無い業界であり、手指で押すという究極のアナログ世界なのでAIロボットにとって代わられることはまだまだ先ではないかと思います。
個人的には永遠に人間にしか出来ない業界だとは思っていません。残念ながら。
6.副業をしやすいまたは副業にしやすい
先ほども述べましたが自由なシフトが組める業界なので、ネットビジネスをしたり自分で会社を立ち上げて別な仕事をしたりと、それが軌道に乗るまでリラクゼーションを本業として行うことが出来ます。
その逆で本業の残業が減った分に副業として行う場合や、将来が不安だから予備でもうひとつマイペースで出来る仕事を持っておこうなど、副業として行うにも勤務時間が自由に選べるメリットがあります。
副業が解禁になった今、リラクゼーションの仕事をしながら副業を行ったり、副業にリラクゼーションを活用したりとどちらのメリットもあると思います。
7.面接が適当、履歴書を持っていけばいいだけ
人手不足であるために、未経験であっても会社が出す条件がOKであれば即合格できます。
経験者で技術に問題が無ければ一回の面接でいつから来れますかと聞かれますし、未経験はいつから研修に来れますかと聞かれて即採用となります。
履歴書もすべてパソコンで作成OKですし、面接で建前上過去の経歴を聞かれますがあまり重要視しません。
離職率の多い業界なので辞める人を見越して大量に採用して何割か残れば良いと考えている会社も存在します。
特に大手のリラクゼーションの会社はそういう傾向にあり、ブラックな業界ともいえますが、どう考えるかは人それぞれなので面接に受かりやすいのはメリットかと思います。
もちろんしっかりと人を見極めて採用する会社もありますので、適当な会社ばかりではありません。
8.施術以外の時間が自由に使える
セラピストは基本的に施術以外の時間は待機時間となり、極端に言うと何をしても良い時間になります。
なので待機時間を自身の勉強に使ったり、パソコンで作業をしたりと自由に使うことが出来まし、疲れたから寝不足だから仮眠を取ることも出来てしまいます。
もちろんチラシ配りをしてお客様を呼び込むこともしています。
では、受付業務はどうしているのかというと、リラクゼーション業界は人件費にお金を掛ける経営者が少ないため、基本的に受付のパートやアルバイトを採用している会社は少ないです。
なのでセラピストが受付も行って施術もするという店舗が多くあります。
ですが受付自体はセラピスト同士で交代で行ったり、受付のパートやアルバイトを雇ったりしているところもあり、施術以外の時間はすべて受付に立たなければならないということはありません。
この施術以外の時間が自由に使えるのは別な作業をしたい人にとっては、大きなメリットがあり、
自分にとっては副業を行える大事な時間として使っています。
9.施術をタダで受けれる
店舗内では施術を学ぶためだけでなく、仲の良いセラピスト同士でお互いの体を揉み合いしていました。
デビューしたての頃は勉強のためにいろいろなリラクゼーションに行って施術を受けていましたが、上手いセラピストに当たる確率も低く、さらに上手い人も良くわからずに受けていました。
そうしている内に結局、自分の勤めている店舗の先輩セラピストに教えてもらうのが一番良いということが分かり、さらに上手い先輩がどの人かも分かるので自分の店舗で受けるのが一番だと気づきました。
要は施術を勉強するのも、体をほぐしてもらうのも自分の勤めている店舗が一番良く、タダで勉強ができて気持ち良くなれるということです。
※デビューして間もない頃は他へ行って受けてきたほうが勉強になると先輩に言われますが、実際はある程度経験を積んでから出ないとあまり勉強になりません(人によりますが)。
新人に、こういった事を言うセラピストはあまり分かっていませんので、真に受けなくて良いです。
他社に受けに行くのは施術に慣れ(指が痛くなくなってからくらい)身体を施術するということが分かってきてから行くと、
他人の施術内容や接客、おもてなし、店舗の雰囲気、内装のレイアウトなどがよく分かり、自分自身に取り入れることが出来るようになります。
10.税金を安くできる
業務委託契約に限りますが、確定申告を自信で行うことになります。
他業界で働いていた人は、正社員や契約社員だった場合は自分で確定申告をしなければならないとやり方が分からなかったり、面倒くさかったりとマイナス面もあるかもしれません。
しかし、今まで経費で落とせなかったものが、落とせるようになることもあります。
例えば、家賃、交通費、通信費(携帯代金)など全てではないですが、経費として扱うことが出来るようになります。
もし車を購入した場合でも一部を経費として落とせたりします。
これによって税金がかなり安く出来ることになります。
まとめ
メリットをいくつか挙げさせていただきましたが、あくまでも自分が思うメリットで人によってはデメリットと感じることもあると思います。
リラクゼーションの最大のメリットは、
- わずらわしい人間関係が少ない
- シフトの融通がかなり利く
という自由度の高さです。
給料に関しては本当にピンキリで、店舗によって月に10数万円から40万円以上とかなりの差が出ます。
セラピスト個人で言えば指名が多い人は月80万円稼ぐ人もいるくらいです。
- 人間関係がとにかく辛い
- プライベートで企業の準備をしたい
- 学ぶ時間にしたい
- 自分のタイミングで休みを取って旅行に行きたい
など自由度の高さを求めるならこの業界を選択肢に入れてみて下さい。