教本の「第3章2」の出題箇所予想になります。
最終章である第3章「ボディマネジメント」は1級の中で最も難しい章となっています。
ここでは人体の
- 筋肉
- 骨格
- 基本的解剖学
など体の構造について。
特に
- 疾病
- 症状
- 治療
- ストレッチ
- トレーニング
の知識においてリラクゼーションセラピストとしてお客様に対応するに当たり、必要最低限のものが盛り込まれています。
こちらも教本を前提に考えてみました。
第1章1~4の予想問題はこちら⬇
第3章1の予想問題はこちら⬇
第3章3の予想問題はこちら⬇
第3章4の予想問題はこちら⬇
第3章ボディマネジメント
リラクゼーションセラピスト1級教本『知識と応用』の
第3章「ボディマネジメント」から出題されると思われる箇所を、
1.脊柱の構造と神経系
2.頸・肩部編
3.腰部編
4.皮膚編
上記4項目のうち先ずは2.頸・肩部編の項目から「問題」と「回答」を考えていきたいと思います。
3-2頸・肩部編
1.構造と作用
この項目は名称を覚える必要があるので大変かもしれませんので頑張ってください。
重点的に覚えてほしいところをピックアップしましたので、基本的にそれを覚えてください。
筋肉の言葉を覚えるというより、その筋肉がどの場所にあるか頭に浮かぶようにしていきましょう。
頭部・頸部の筋
先ずはイラストの筋肉の名称はを覚えてください。
頸部の主要筋
※頭部・頸部の筋は下記の筋肉を重点に覚えてください。
- 前頭筋
- 側頭筋
- 肩甲挙筋
- 僧帽筋
- 中斜角筋
- 後斜角筋
- 前斜角筋
- 咬筋
- 乳様突起
- 胸鎖乳突筋
頭部・頸部の骨格
※頭部・頸部の骨格は下記を重点に覚えてください。
- 前頭骨
- 頭頂骨
- 側頭骨
- 後頭骨
- 乳様突起
- 頸椎(C1~C7)
[問題]
次の筋肉の「起始・停止」、「作用」、「関連する神経」について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
筋肉 | 起始 | 停止 | 作用(働き) | 関連神経 |
前頭筋 |
|
( ) |
|
( )神経 |
後頭部 |
|
( ) |
|
( )神経 |
側頭筋 |
|
|
( ) |
( )神経(第3枝) |
咬筋 |
|
|
( ) | ( )神経(第3枝) |
胸鎖乳突筋 |
|
|
|
( )神経 |
頭板状筋 |
|
|
|
( )神経(C2-3) |
肩甲挙筋 | ( ) |
|
( ) | ( )神経(C4-6) |
前斜角筋 | ( ) | ( )(リスフラン結筋) |
|
( )神経叢 直接枝(C4-7) |
後斜角筋 |
( ) | ( ) |
|
( )神経叢 直接枝(C5-8) |
中斜角筋 | ( ) | ( ) |
※前斜角筋と同じ |
( )神経叢 直接枝(C2-8) |
[回答]
前頭筋(鼻根)(帽状腱膜)(眉を上げる)(顔面)
後頭部(後頭骨の上項線)(帽状腱膜)(帽状腱膜を後方に引く)(顔面)
側頭筋(側頭骨)(下顎骨筋突起)(下顎を拳上し、後方にひく)(三叉)
咬筋(浅:頬骨弓の前部、中部)(深:頬骨弓の中部、後部)(下顎角外面)(下顎を挙上する)(三叉)
胸鎖乳突筋(胸骨柄の上縁)(側頭骨の乳様突起)(頭を他側に回転)(副)
頭板状筋(項靭帯)(側頭骨の乳様突起)(一側が働くと頭を同時に回転する)(頸)
肩甲挙筋(C1~4の横突起の後結筋)(肩甲骨上角)(肩甲骨を引上げる)(肩甲背)
前斜角筋(C3~6の横突起の前結筋)(第1助骨の前斜角筋結筋)(第1助骨を引上げる)(腕)
後斜角筋(C4~7の横突起の後結筋)(第2助骨の外側面)(第2助骨を引上げる)(腕)
中斜角筋(すべての頸椎の横突起前結筋)(第1助骨の後方隆起)(第1助骨を引上げる)(腕)
2.肩コリ
肩コリのメカニズム
[問題]
肩コリのメカニズムについて( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- リラクゼーションスペースに来客のお客様は首と( )の人が多い。
- 筋肉は弛緩と( )を繰り返すことで身体を動かし、筋肉内の( )循環を促している。
- 同じ姿勢のまま動かずにいるとその姿勢を維持するために、( )・( )・( )周辺の筋肉が緊張し続ける。
- 精神的ストレスからも( )が優位(興奮状態)になり、筋肉を緊張させる。
- 長時間緊張した筋肉は筋肉疲労を起こし、筋肉内の( )が悪くなり疲労物質が蓄積し( )を刺激する。
[回答]
- 肩コリ
- 収縮、血液
- 首・肩・背中
- 交感神経
- 血流、末梢神経
首・肩コリの原因
[問題]
首、肩コリの原因について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
【姿勢不良】
長時間( )でいると、特定の筋肉に負担がかかり疲労するが、これを繰り返すことで( )な首・肩コリを感じる。
【精神的な緊張】
- 精神的な( )により、身体を緊張させる神経の働きが( )になり、首・肩周辺や背中上部の筋肉を緊張させる。
【冷えなどの温度変化】
- 寒い場所に長時間いなくてはならない場合、身体には自然と力が入り( )を収縮させ体温が逃げないように反応する。
- 冷房のきいた部屋で過ごす場合などは( )が乱れやすく首や肩コリ悪化の原因となる。
【内臓疾患の反射】
内蔵に何らかの疾患を抱えている場合、その反射として体表に現れることがある。
例として、
- 胃の疾患⇒( )
- 心疾患⇒( )・( )・( )
[回答]
【姿勢不良】
同じ姿勢、慢性的
【精神的な緊張】
ストレス、優位
【冷えなどの温度変化】
- 毛細血管
- 自律神経
【内臓疾患の反射】
- 左肩甲間部
- 肩甲部・肩上部・上腕部
主な症例と特徴
胸郭出口症候群
[問題]
胸郭出口症候群について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 胸郭出口を通過する重要な神経として( )があります。
- 胸郭出口症候群とは( )、( )、( )で神経が絞扼(こうやく=圧迫)された状態。
- ( )、( )、( )を総称して胸郭出口症候群という。
- 胸郭出口症候群の主な症状は上肢の( )、( )、( )、( )などである。
[回答]
- 腕神経叢
- 斜角間隙、肋鎖間隙、小胸筋下間隙
- 斜角筋症候群、肋鎖症候群、過外転症候群
- 鈍痛、痺れ、冷感、肩コリ感
斜角筋隙(斜角筋症候群)
[問題]
斜角筋隙について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 腕神経叢が頸部から上肢に走行する過程で、最初に通過するトンネルが( )。
- 斜角筋隙は前壁が( )、後壁が( )、底面が( )で構成されている。
- 斜角筋症候群とは、頸部の疲労が蓄積し、前斜角筋と中斜角筋の緊張が強まると両筋の感覚が狭くなるとともに、第1肋骨が引き上げられ( )が圧迫される。
[回答]
- 斜角筋隙
- 前斜角筋、中斜角筋、第1肋骨
- 腕神経叢
※図の点線部分「斜角筋隙」の場所を覚えてください。
肋鎖間隙(肋鎖症候群)
[問題]
肋鎖間隙について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 斜角筋隙を通過した腕神経叢が、次に通過するトンネルが( )。
- 肋鎖間隙のトンネルは、上面が( )、底面が( )で構成される。
- 肋鎖症候群とは、肋鎖間隙で( )と( )・( )が絞扼(圧迫)された状態。
[回答]
- 肋鎖間隙
- 鎖骨、第1肋骨
- 腕神経叢、鎖骨下動・静脈
※図の点線部分「肋鎖筋隙」の場所を覚えてください。
小胸筋下間隙(過外転症候群)
[問題]
小胸筋下間隙について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 腕神経叢と鎖骨下動・静脈が、上肢に至るまでにある最後のトンネルが( )。
- 小胸筋下間隙は、上面が( )から起始する小胸筋、底面が( )で構成される。
- 過外転症候群とは、肩関節を( )することで( )が絞扼(圧迫)された状態。
[回答]
- 小胸筋下間隙
- 烏口突起、烏口鎖骨靭帯
- 外転、腕神経叢
※図の点線部分「小胸筋下間隙」と「烏口突起」の場所を覚えてください。
肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
【肩周り前面】
【肩周り後面】
[問題]
肩関節周囲炎について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 肩関節周囲炎とは一般的に( )、( )と呼ばれている。
- 加齢によって肩関節周辺組織が変性して( )及び( )にかけての痛みと、( )の運動制限などが起こる。
- 発生したとき、思い当たる( )や誘因がない。
- ( )・( )・( )を伴う動作が困難。
- 急性期は、( )(腕を下げているだけで痛い)や( )がある。
- ときには、( )にも不快感がある。
[回答]
- 四十肩、五十肩
- 肩関節、上腕部、肩関節
- 外傷
- 内旋・外旋・外転
- 安静時痛、夜間痛
- 上腕部
頸肩腕症候群
[問題]
頸肩腕症候群について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 頸肩腕症候群とは、首から肩にかけてのコリや痛みがあるが、検査などで原因が( )もの。
[回答]
- 確定できない
変形性頸椎症
[問題]
変形性頸椎症について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 変形性頸椎症とは、加齢による( )の変形に伴い、上下の椎体の辺縁に( )が形成され、それによって内腔が狭くなるなどして周囲の( )を圧迫することで発症する。
- 症状は、頸部の運動制限・( )や肩コリ感、時には上肢の( )や激痛が現れる。
- 症状がさらに進むと、( )頸椎性脊髄症や( )頸椎性神経根症を起こすこともある。
[回答]
- 椎間板、骨棘(こつきょく)、神経組織
- 運動痛、しびれ
- 頸椎性脊髄症、頸椎性神経根症
むち打ち(症候群)
[問題]
むち打ちについて( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- むち打ちは、交通事故などによって頭部が大きく振られ、( )周辺に損傷をきたす。
- 損傷は、頸部の筋肉・靭帯や( )そのものの損傷、時には( )まで及ぶ。
- 症状は、( )・めまい・耳鳴り・( )の疼痛(とうつう=痛み)や( )・( )の鈍麻・首、肩、背中の( )・( )ダメージなど。
- 外見は、( )と変わらないため、症状のつらさが周囲に理解されにくい。
[回答]
- 頸部
- 頸椎、脊髄
- 頭痛・上肢、しびれ・知覚、コリ感・精神的
- 健常者
3.ストレッチ
[問題]
ストレッチを行う際のポイントと注意点について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 勢いをつけずに、( )と行う。
- 短期間で効果を求めず、無理なく( )で毎日少しずつ行う。
- 筋肉の( )を意識して行うと効果的(専門家のアドバイスが必要)。
- 痛みやシビレなど、強い症状があるときは( )。
- ストレッチを行っている途中に、痛みやシビレが出るときはそこで( )する。
[回答]
- ゆっくり
- 自分に合ったペース
- 走行
- 避ける
- 中断
第1章1~4の予想問題はこちら⬇
第3章1の予想問題はこちら⬇
第3章3の予想問題はこちら⬇
第3章4の予想問題はこちら⬇
リラクゼーションセラピスト1級2級の資格はどんなもの?⬇
まとめ
ここでは第3章
2.頸・肩部編
の重要と思われる箇所をピックアップしてみました。
問題集より教本の順番になっています。
主に体の構造に関してですが聞き慣れない名称が出てきたりと、最も難しい章だと思います。
1級試験ではこの第3章を勉強しているかで、受かる受からないが決まってきますので時間をかけてでもしっかりと覚えていきましょう。
基本的に赤字のところを覚えてください。