教本の「第3章3」の出題箇所予想になります。
最終章である第3章「ボディマネジメント」は1級の中で最も難しい章となっています。
ここでは人体の
- 筋肉
- 骨格
- 基本的解剖学
など体の構造について。
特に
- 疾病
- 症状
- 治療
- ストレッチ
- トレーニング
の知識においてリラクゼーションセラピストとしてお客様に対応するに当たり、必要最低限のものが盛り込まれています。
こちらも教本を前提に考えてみました。
第1章1~4の予想問題はこちら⬇
第3章1の予想問題はこちら⬇
第3章2の予想問題はこちら⬇
第3章4の予想問題はこちら⬇
第3章ボディマネジメント
リラクゼーションセラピスト1級教本『知識と応用』の
第3章「ボディマネジメント」から出題されると思われる箇所を、
1.脊柱の構造と神経系
2.頸・肩部編
3.腰部編
4.皮膚編
上記4項目のうち3.腰部編の項目から「問題」と「回答」を考えていきたいと思います。
3-3腰部編
第3章の中でもこの腰部編が非常に覚えることが多く最も長い項目になりますので頑張ってください。
1.構造と作用
腰部・骨盤の骨格
骨盤の名称を覚えてください。
※骨盤は下記の5つを全て覚えてください。
- 仙骨
- 尾骨
- 腸骨
- 恥骨
- 坐骨
腰部・骨盤の筋
腰部の筋(浅層)
腰部の筋(浅層)の名称を覚えてください。
※腰部の筋(浅層)は下記の部位を覚えてください。
- 広背筋
- 下後鋸筋
- 外腹斜筋
- 内腹斜筋
- 胸腰筋膜(浅葉)
[問題]
腰部の筋(浅層)について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
筋名 | 起始 | 停止 | 作用 | 神経 |
広背筋 |
|
( ) | ( ) | ( )神経(C6-8) |
下後鋸筋 | ( ) | ( ) | ( )(深呼吸の補助) | ( )神経(TH9-12) |
外腹斜筋 | ( ) |
|
脊柱の屈曲、同側に側屈胸郭を固定すると、( ) | ( )神経(TH5-12) |
内腹斜筋 |
|
|
(同上) | ( )神経(TH10-12) |
[回答]
広背筋(全腰椎仙骨の棘突起)(上腕骨小結筋稜)(肩関節の伸展、内転、内旋)(胸背)
下後鋸筋(Th11~L2の胸腰筋膜)(第9~12肋骨の外側部下縁)(肋骨を下方にひく)(肋間)
外腹斜筋(第5~12肋骨の外側面)(腸骨稜の外側縁の前半)(骨盤を引き上げて腹圧を高める)(肋間)
内腹斜筋(鼡径靭帯)(第10~12肋骨)(骨盤を引き上げて腹圧を高める)(肋間)
腰部の筋(中~深層)
腰部の筋(中~深層)の名称を覚えてください。
※腰部の筋(中~深層)は下記の部位を覚えてください。
- 腸肋筋(頸腸肋筋・胸腸肋筋・腰腸肋筋)
- 胸最長筋(最長筋)
- 胸棘筋(棘筋)
- 腹横筋
- 大腰筋
- 腸骨筋
[問題]
腰部の筋(中~深層)について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
筋名 | 起始 | 停止 | 作用 | 神経 |
腸肋筋 頸腸肋筋 |
( ) | ( ) | ( ) | ( )神経 |
胸腸肋筋 | ( ) | ( ) | (同上) | ( )神経 |
腰腸肋筋 |
|
|
(同上) | ( )神経 |
胸最長筋(最長筋) |
|
|
( ) |
( )神経 |
胸棘筋(棘筋) | ( ) | ( )(1個以上の椎骨をとび越える) | ( ) | ( )神経 |
腹横筋 |
|
( ) |
|
( )神経(TH7~12) |
大腰筋 | ( ) | ( ) | 股関節を屈曲し、大腿骨を前方に挙げ同時に外旋する下肢を固定したときは、( ) | ( )神経叢(TH4-L4) |
腸骨筋 | ( )および骨膝窩 | ( )し、一部は筋裂孔を経て直接大腿骨の小転子 | ( ) | ( )神経叢(L2-L4) |
[回答]
頸腸肋筋(第3~7肋骨上縁)(C4~6の横突起)(脊柱の伸展、屈曲)(脊髄)
胸腸肋筋(第7~12肋骨上縁)(第1~7肋骨角)(脊柱の伸展、屈曲)(脊髄)
腰腸肋筋(腸骨稜)(第4~11肋骨角)(脊柱の伸展、屈曲)(脊髄)
胸最長筋(腰椎・仙骨の棘突起)(腰椎の副突起)(胸椎・腰椎の伸展、側屈)(脊髄)
胸棘筋(Th10~L3の棘突起)(Th2~9の棘突起)(胸椎と上部腰椎の伸展)(脊髄)
腹横筋(第6~12肋骨)(腱膜に移行して腹直筋鞘につく)(腹圧を高める)(肋間)
大腰筋(Th12~すべての腰椎の肋骨突起)(筋裂孔を経て大腿骨小転子)(腰椎および骨盤を前方にひく)(腰)
腸骨筋(腸骨の上縁)(大部分は大腰筋に融合)(大腿骨を外側に転じる)(腰)
[問題]
脊柱起立筋について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
( )筋・( )筋・( )筋を総称して脊柱起立筋という。長大な背筋で骨盤の後面から項頸部にわたる。
[回答]
腸肋・最長・棘
臀部の筋
臀部の筋の名称を覚えてください。
※臀部の筋は下記の部位を覚えてください。
- 大殿筋
- 中殿筋
- 小殿筋
【深層外旋6筋】
- 梨状筋
- 上双子筋
- 下双子筋
- 内閉鎖筋
- 外閉鎖筋
- 大腿方形筋
[問題]
臀部の筋について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
筋名 | 起始 | 停止 | 作用 | 神経 |
大殿筋 |
|
|
( ) | ( )神経(L4-S2) |
中殿筋 |
|
( ) | ( ) | ( )神経(L4-S2) |
小殿筋 |
|
( ) | (同上) | ( )神経(L4-S1) |
梨状筋 | ( ) | ( ) | ( ) | ( )神経叢(S1-2) |
上双子筋 | ( ) | ( ) |
|
( )神経叢(L4-S1) |
下双子筋 | ( ) | (同上) | (同上) | ( )神経叢(L4-S1) |
内閉鎖筋 | ( ) | (同上) |
(同上) |
( )神経叢(L5-S3) |
外閉鎖筋 | ( ) | (同上) |
|
( )神経(L3-4) |
大腿方形筋 | ( ) |
|
( ) | ( )神経(L4-S1) |
[回答]
大殿筋(腸骨翼の外面で後殿筋線後方)(大腿筋膜外側の腸脛靭帯)(股関節の伸展・外旋・外転)(下殿)
中殿筋(腸骨翼の外面で後殿筋線の間)(大転子尖端の外側面)(股関節の外転)(上殿)
小殿筋(腸骨翼の外面で下殿筋線との間)(大転子の内側面)(股関節の外転)(上殿)
梨状筋(仙骨前面の前仙骨孔の間および傍ら)(大転子の上縁)(大腿を外旋する)(仙骨)
上双子筋(坐骨棘)(大腿骨の転子窩)(股関節の外旋)(仙骨)
下双子筋(坐骨結節)(大腿骨の転子窩)(股関節の外旋)(仙骨)
内閉鎖筋(寛骨の内面)(大腿骨の転子窩)(股関節の外旋)(仙骨)
外閉鎖筋(寛骨外面の閉鎖膜)(大腿骨の転子窩)(股関節の外旋)(閉鎖)
大腿方形筋(坐骨結節)(大転子の外部)(股関節の外旋)(坐骨)
腰椎の構造
[問題]
腰椎の構造について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 腰椎は( )の椎骨で構成され、その椎骨はほぼ( )の椎体と( )の椎弓の組み合わせとなる。
- 椎骨と椎弓の間には( )が構成され、それらが連なり( )となりその中を脊髄が通る。
- 脊椎と脊椎の間には( )が挟まれる格好で構成され、弾力性に富み( )の役割を果たしている。
- 腰椎の特徴は上半身の重力を受け、これを( )に伝える役割と身体を動かすときに広い範囲にわたって動かなければならないので、
大きな椎体とよく発達した( )と( )からなり、その横突起は( )に式部を提供するためによく発達している。
[回答]
- 5つ、円柱形、アーチ型
- 椎孔、脊柱管
- 椎間板、クッション
- 骨盤、椎間板、椎間関節
作用(機能)
[問題]
- 脊柱の生理的湾曲は、腰椎では( )しそれらを取り囲み補強している筋群にとって、もっとも疲れの少ない形となっている。
- 体幹の筋肉はおおまかに( )と( )に分けることができ、お互いに拮抗筋であり片方が収縮すると他方が緩む。
- この両者の相対的な力の強弱により、( )が可能となる。
[回答]
- 前湾
- 屈筋群、伸筋群
- さまざまな姿勢
腰部脊椎神経
[問題]
腰部脊椎神経について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 脊椎の後方には( )があり、ここに脊髄が通っている。
- 精髄は各椎間孔を通って左右一対の( )が出ている。
- ( )で神経を刺激されると、脊髄から枝分かれした神経は、その神経が支配する( )に痛みなどで現れる。
[回答]
- 脊柱管
- 脊髄神経
- 腰椎、皮膚領域
皮膚の感覚領域の図(デルマトーム)
※デルマトームとは、どの神経が体の皮膚のどの領域の感覚を支配するかを示している。
2.腰痛のメカニズム
痛みのメカニズム
[質問]
痛みのメカニズムについて( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 腰部の皮膚、皮下組織、筋肉に原因のある痛みは、その高さの( )の外側枝、( )の捻挫や炎症、変形性変化による刺激は( )により痛みをとらえる。
- 腰部の痛み刺激発生部位の( )によってとらえられた刺激は、脊髄神経、脊髄を上行して( )に送られ腰痛として認知される。
- 痛みの所在は、( )の痛みとして感じるのが一般的である。
[回答]
- 脊髄神経後枝(せきずいしんけいこうし)、椎間板、内側枝(ないそくし)
- 知覚神経終末(ちかくしんけいしゅうまつ)、脳皮質(のうひしつ)
- 漠然とした範囲
放散痛と関連痛
[質問]
放散痛と関連痛について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 脊髄神経はそれぞれ決まった( )を持ち、その神経根部で何らかの刺激を受けるとその支配している( )にひびく痛みが発生するものを( )と呼ぶ。
- 腰椎椎間板ヘルニアのように( )の痛みとしびれ、いわゆる( )がその一例である。
- 胃・十二指腸潰瘍時の( )、大腸や骨盤内臓器疾患の( )、心臓疾患での左胸部、( )の痛みのように、病変から離れた場所で感じられる痛みのことを( )と呼ぶ。
[回答]
- 支配域、末端、関連痛
- 罹患神経根(りかんしんけいこん)、根性坐骨神経痛(こんせいざこつしんけいつう)
- 背痛、腰痛、肩、放散痛(ほうさんつう)
3.腰痛の原因
腰痛は、主に次の4つに分類される。
- 運動器疾患による腰痛
- 内臓疾患による腰痛
- 心因性由来による腰痛
- 神経疾患由来による腰痛
では細かく見ていきます。
運動器疾患による腰痛
骨や筋肉の異常(小外傷や労働による)に基づくものが多く下肢への痛みもこうした腰痛発症の機序の延長線上にあり、坐骨神経痛がよい例である。
しかし、まれに炎症性疾患や悪性腫瘍などが原因となっている場合がある。
急性腰痛
[問題]
急性腰痛について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 一般的なのは、急性腰椎症(ギックリ腰)で好発部位として( )が考えられる。
- この腰の部分は( )を支え、かつ下半身と上半身の( )をとる役割をもち、最もストレスのかかる部位でもある。
- 繰り返しの腰部への慢性ストレスが原因で、急性腰痛として現れることもあり、その代表例が( )である。
[回答]
- 腰椎4番、5番
- 上半身、バランス
- 腰椎椎間板ヘルニア
慢性腰痛
[質問]
慢性腰痛について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 不良姿勢や( )などにより腰部に疲労が蓄積して筋疲労が原因で起こる慢性的な痛みである。
- 慢性的な痛みの理由は( )に元に戻れない変化が起こるからである。
[回答]
- 股関節可動域低下
- 脊柱
屈曲型腰痛
[問題]
屈曲型腰痛について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 身体を屈曲して、( )を曲げたときに腰に痛みが発生する。
- ( )が妨げられ腰椎に過度な( )が要求される状況となる。
- ( )などの硬さが問題になることが考えられる。
[回答]
- 腰
- 骨盤前傾(股関節屈曲)、屈曲
- ハムストリングス
伸展型腰痛
[問題]
伸展型腰痛について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 上半身を( )ときに痛みが発生する。
- ( )が妨げられ、腰椎が過度な( )を強いられることで痛みが発生する。
- ( )の硬さが問題になることが考えられる。
[回答]
- 後ろに反らせる
- 骨盤後傾(股関節伸展)、伸展
- 腸腰筋
回旋型腰痛
[問題]
回旋型腰痛について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 身体全体を( )ときに痛みが発生する。
- ( )が妨げられ、腰椎が過度の( )を強いられることで痛みが発生する。
- ( )の硬さが問題となる。
- 腰椎は回旋可動域が狭いという特性があることから、骨盤だけでなく( )からの影響も強く受けることも考えられる。
[回答]
- 捻る
- 骨盤回旋(股関節回旋)、回旋
- 股関節深層外旋六筋
- 胸郭
内臓疾患による腰痛
[問題]
内臓疾患による腰痛について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- ( )や( )の異常が原因で腰痛を引き起こす。
- ( )でも痛みが継続(増大)することが大きな特徴である。
- 早めの( )が必要である。
[回答]
- 腹腔、骨盤内臓器
- 安静時
- 医療機関での診察
心因性由来による腰痛
[問題]
心因性由来による腰痛について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 慢性的なストレスや疲労によって( )のバランスが乱れ、( )が促されて腰痛を引き起こす場合がある。
- ( )を患っている人の半数近くが腰痛を訴えているという報告もある。
[回答]
- 自律神経、血行不良(交感神経が優位)
- うつ病
神経疾患由来による腰痛
[問題]
神経疾患由来による腰痛について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 外傷性脊髄損傷の場合、( )の健常部分と損傷による( )との境界部によって、支配される( )に痛みや不快感を訴える場合がる。
- 知覚麻痺のない( )では、体幹四肢のさまざまな麻痺パターンに従って、体幹バランス異常による( )や( )が発生する。
[回答]
- 脊髄、変性部分(知覚麻痺)、体表の部分
- 運動ニューロン疾患、脊柱の変形、背腰痛
4.日常生活における筋活動
姿勢変化による矯正のしくみと腰椎への負荷
[問題]
姿勢変化による矯正のしくみと腰椎への負荷について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 立位において、重心線より前傾姿勢をとると( )・( )・( )・( )などが緊張して、元の重心線に戻す方向に働く。
- 前傾姿勢が長く継続したり、重量などの負荷がかかると腰部に( )が働くこととなる。
[回答]
- 背筋・大殿筋・膝屈筋群・腓腹筋
- 慢性的なストレス
体位による椎間板内圧力変化
[問題]
体位による椎間板内圧力変化について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 「正しい姿勢で座る(座位140%)」は「正しい姿勢で立つ(立位100%)」よりも圧力が( )。
- 「横向き寝(75%」」は「仰向け寝(25%)」より圧力が( )。
- 「立って20度の角度でお辞儀(立って前傾150%)」は「座って前傾(185%) 」より圧力が( )。
- 「立って前傾で荷物を持つ(220%)」は「正しい姿勢で立つ(100%)」より2倍以上の圧力が( )。
[回答]
- かかる
- かかる
- 少ない
- かかる
不良姿勢における腰部への影響
[問題]
不良姿勢における腰部への影響について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 脊柱には生理的湾曲があり、姿勢がズレるほど、外から加えられたストレスに対して抵抗力が( )なる。
- デスクワークでの不良姿勢の状態で仕事を続けた際には、腰椎椎間板にかかるストレスが不均一となり、( )を大きくする。
- 荷物を地面から持ち上げる際、猫背の状態だったり膝を伸ばしたままで持ち上げようとすると、( )にかかるストレスが増強し、腰を痛める原因となる。
[回答]
- 弱く
- 椎間板のひずみ
- 腰部
5.主な症状と症例
急性腰痛症(ギックリ腰)
[問題]
急性腰椎症(ギックリ腰)について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 別名「( )」と呼ばれ、突然激しい痛みに襲われるが、なぜ痛みが出るのかは分かっていない。
- ギックリ腰はレントゲンやMRIでも分からず瞬間的に( )が起きていると考えられている。
- 1日~2日位は安静に保ち1~2週間で快方に向かう。
[回答]
- 魔女の一撃
- 腰椎捻挫
腰椎椎間板ヘルニア
[問題]
椎間板ヘルニアについて( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 椎間板の( )が線維輪を破って脱出し、( )を圧迫し痛みやシビレの起きた状態を( )と呼ぶ。
- 体重、姿勢、動作、外から加わる力などにより大きなストレスが( )の内圧を上げる。
- 髄核を取り囲んでいる輪状の線維輪は、( )や( )により亀裂が発生する。
- 内圧の上昇が限界を超えると亀裂した部分から髄核が( )・( )する。
- 症状は腰部の痛み、( )、( )・運動機能低下などが起こる。
- ヘルニア発生箇所により下肢への( )の場所は変化する。
- ( )も起きた場合は、早急に医療機関への診察が必要となる。
[回答]
- 髄核、腰髄神経根、腰椎椎間板ヘルニア
- 椎間板
- 加齢、慢性的なストレス
- 隆起・脱出
- 下肢のシビレ(坐骨神経痛)、神経障害
- 神経障害
- 排尿障害
[問題]
椎間板ヘルニアの診断テスト法について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 疼痛誘発(とうつうゆうはつ)テストの一つでもある( )テストが用いられる。
- これは膝を伸ばしたままの状態で下肢を全体的に持ち上げ、
このとき坐骨神経は過伸展されるので、ヘルニアがあると( )と( )が誘発される。
[回答]
- SLR(Straight Leg Raising 下肢伸展挙上)
- 挙上制限、痛み
[問題]
坐骨神経について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 人体の中で坐骨神経は太さ、長さも最大の( )である。
- 第4腰椎より下で脊椎から分岐した多数の神経が束ねられ( )を通り大腿部後面を通って下降し、
( )・( )に分かれ足部先端まで伸びている。
[回答]
- 末梢神経
- 臀部梨状筋間、脛骨神経・総腓骨神経
腰部脊柱菅狭窄症
[問題]
腰部脊柱管狭窄症について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 脊髄を取り囲んでいる脊柱管が狭いため、腰痛・下肢痛が起こる状態を( )という。
- 症状は、安静時には無症状か、症状があっても軽いが、歩行により脊柱管内の( )が圧迫され下肢の痛みやシビレの症状が悪化する。
- 少し休むと歩行が可能となるため、このような状態を( )という。
- SLR(下肢伸展挙上)テストでの制限は( )、CTやMRIなどの検査で確認する。
[回答]
- 腰部脊柱管狭窄症
- 馬尾神経
- 間欠性跛行(かんけつせいはこう)
- 起こりづらく
腰椎分離・すべり症
[問題]
腰椎分離・すべり症について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 特に若年層時期での激しい運動などが原因で腰椎の上下関節突起が断裂した状態を( )という。
- 分離した腰椎が前方に移動した状態を( )という。
- 特に( )で発症することが多いとされていて、症状としては、腰痛や下肢(殿筋)への痛みを引き起こす。
- 必ずしも痛みを発生するとは限らず、人によっては痛みを( )過ごすこともあり、レントゲン検査で確認することができる。
[回答]
- 腰椎分離症
- 腰椎すべり症
- 第5腰椎
- 全く感じず
変形性腰椎症
[問題]
変形性腰椎症について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 加齢により椎間板内の( )が減少することでクッションの役割が低下する。
- 椎体が刺激を受け骨の増殖により( )ができ、神経を刺激し腰への痛みや下肢への( )を引き起こすと考えられている。
- 中高年になってくると少なからず椎体が変形してくるが、人によっては( )場合もある。
[回答]
- 水分
- 骨棘(棘状の骨)、シビレ
- 自覚症状が出ない
6.医療機関での治療方法例
外科的治療
[問題]
外科的治療について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 保存療法で回復を目指すが、( )、( )・( )、神経の損傷が、回復しないまたは症状が急激に悪化など、保存療法で効果が不十分となった場合、手術が選択される。
[回答]
- 歩行困難、排尿・排便障害
保存的治療
理学療法
理学療法は、手術などの外科的治療のことを指し次のことが用いられる。
- 装具療法
- 牽引療法
- 温熱療法
- レーザー療法
- 電気療法
- 運動療法
上記の6つの理学療法を覚えてください。
薬物療法
[問題]
薬物療法について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 湿布などの( )や口から服用する( )などがある。
- おもに痛みの治療法、( )として用いられる。
- 状況に応じて神経に薬剤を直接投与する( )も用いられる。
- これらは全ての患者に( )ともされている。
[回答]
- 貼付薬、経口投与薬
- 消炎鎮痛薬
- ブロック療法
- 有効ではない
[問題]
ブロック療法について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 薬事療法の一部で、強い痛みに対して( )療法が用いられる。
- 痛みを伝える( )を遮断する方法である。
[回答]
- 神経ブロック
- 神経
※ブロック療法の4種類を覚えてください。
- 神経根ブロック
- 硬膜外ブロック
- 仙腸関節ブロック
- 椎間関節ブロック
【神経根ブロック】
圧迫されている神経根に直接麻酔薬を注射する方法。
【硬膜外ブロック】
脊髄を包む硬膜外側の空間(硬膜外腔)に麻酔薬を注射する方法。
【仙腸関節ブロック】
仙腸関節に麻酔薬を注射する方法。
【椎間関節ブロック】
椎骨と椎骨の接触している関節部分に麻酔薬を注射する方法。
認知行動療法
[問題]
認知行動療法について( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- 痛みそのものを取り除くのではなく、痛みがあってもさまざまな活動が可能であることを( )ことを目的としている。
- 患者の行動・認知・感情・環境などさまざまな視点でサポートする治療法も研究されている。
[回答]
- 患者に自覚させる
7.ストレッチ&トレーニング
ストレッチ
腹筋&腸腰筋ストレッチ
背中&臀部ストレッチ
腰背部&腹斜筋ストレッチ
大腿前面&腸腰筋ストレッチ
[問題]
ストレッチついて( )に当てはまる言葉は何でしょうか?
- ストレッチの期待効果として、筋肉への( )、( )の促進。
- 関節可動域の向上が可能となることで( )予防につながる。
[回答]
- 緊張の緩和、血液循環
- 腰痛
トレーニング
腹筋&腸腰筋トレーニング
脊柱起立筋群、大殿筋トレーニング
腹筋・背筋&大腿部トレーニング
腹斜筋などのトレーニング
[問題]
- 安定した姿勢を保つためには、それに伴った( )が必要となる。
- 腰部に関しては、正しい生理的湾曲を保つために、( )・( )の筋力維持が重要とされ、
さらに( )のトレーニングも必要とされる。
[回答]
- 筋力
- 腹筋・背筋、体幹(インナーマッスル)
第1章1~4の予想問題はこちら⬇
第3章1の予想問題はこちら⬇
第3章2の予想問題はこちら⬇
第3章4の予想問題はこちら⬇
リラクゼーションセラピスト1級2級の資格はどんなもの?⬇
まとめ
ここでは第3章
3.腰部編
の重要と思われる箇所をピックアップしてみました。
問題集より教本の順番になっています。
主に体の構造に関してですが聞き慣れない名称が出てきたりと、最も難しい章だと思います。
1級試験ではこの第3章を勉強しているかどうかで、受かる受からないが決まってきますので時間をかけてでもしっかりと覚えていきましょう。
基本的に赤字のところを覚えてください。