リラクゼーション業界には求人を見るとなんとなく給料が良さそうなので入ってくる人や、人を癒やしたいと思って入ってくる方もいらっしゃいます。
給料は会社というより店舗によってピンキリですが、
- そこそこの給料を稼げる
- 仕事をして「ありがとう」と感謝される
この2つを同時に貰えてしかもハードルの低い仕事は中々ないと思います。
感謝の言葉はモチベーション維持に必要不可欠
お客様の身体は一人も同じ人はいませんが、それでもリラクゼーションの仕事は淡々と施術をこなしていく作業が続いていきます。
もちろん一人一人そのお客様に合った施術方法を考えて行うのは当たり前のことですが。
1日に何人も施術をこなしていく中で、モチベーションを維持していくのはお金以外ではお客様からの感謝の言葉です。
自分が言われた言葉で特に印象に残っているのが、
「ありがとう」「気持ちよかった」はだいたい普通にみんな言われますが、それ以外では、
- 「(気持ちよくて)腕取れそう」
- 「(気持ちよくて)頭取れちゃう)」
- 「(他店のリラクゼーションと)こうも違うもんかねぇ~」
- 「ここ(温浴施設)に来る理由ができた」
- 「感動した」
- 「気持ちが伝わってくる(特に会話をしていないのに)」
- 「こんなに押して(強もみして)くれる人初めて」
- 「(あなたに施術してもらうと)翌日のすっきり感が違う」
- 施術が終わった後ものすごい笑顔
こんなことを言われたら嬉しくて堪らないですね。
そんなに好きではない仕事をしている自分でも、もっと頑張ろうという気持ちになってしまう。
因みにお客様から感謝の言葉を言われた場合、笑顔というより嬉しくてニンマリするセラピストがいらっしゃいますが、あれは恥ずかしいのでしないように心がけています。
言われた言葉に対してお客様に感謝するというより自分自身の嬉しいが勝ってしまっているだけなので、
感謝の言葉を言われたら、軽く微笑んで感謝の言葉を返すようにしています。
お客様からの本当の指名とただの指名は違う
自分は指名を取ってモチベーションが上がるということはありませんが、多くのセラピストは指名本数によってもモチベーションの維持につながっていると思います。
その指名には2通りあると思っています。
それは、お客様からの本当の指名とただの指名です。
ただの指名は、担当者が居ないときでも「じゃあ誰でもいいから」と施術を受けていきます(お店全体の技術レベルの高さにもよりますが)。
それに対して本当の指名は、完全に自分目当てで来てくれ、居ない日は来店しない、もしくは急遽セラピストが休みの日に来店(温浴施設の場合)しても受けて帰らないということが起こります。
これが本当に自分自身が目当ての指名です。
こんな指名が取れたら最高ですね。
リラクゼーションは誰でも働けるハードルの低さ
リラクゼーションで働こうと思ったら、セラピストになろうと思った誰でも割と簡単になれてしまいます。
技術を学んでデビューするまではかなりの苦労があり、デビーするまでにやめていく人も多くいますが、それさえ突破してしまえば誰もが簡単に働ける業界だと思います。
人によって技術力に大きな差が出るのは当然ですが、働くことは誰でも出来てしまいます。
個人的には仕事にあぶれてしまった人が最後にたどり着く仕事と思っています。
当然、これには批判の声も多くあると思いますし、リラクゼーションを極めよう、突き詰めようとしている方も多くいるのは分かっています。
ですが、簡単にこの業界に入って1年足らずで辞めていく人が多いのも事実であり、個人的にはこんなに楽な業界はほかにないのではと思うくらいの環境で、いい意味で適当にやっています。
なので若い人は別ですが、中途採用で入ってこの業界を辞めていく人は他でやっていけないのではないかと思うくらい縛られない環境で働いています。
しかも自分は殆ど喋らないタイプのセラピスト、押すだけ。
自分はもともと接客が嫌いでお客様と話すのも苦手でした。
なので、あまり喋らなくても技術を磨けばやっていけるかなという思いもあり、リラクゼーションの世界に飛び込みました。
しかし最初に入ったリラクゼーションの会社が大手で接客や指名をとても重要視していて、
その会社のリフレクソロジーの研修の卒業試験では、40分間喋り倒しながら施術をするという会話が苦手な自分にとっては地獄のような試験でした。
そのようなこともあり、最初は指名を取るためにしゃべる努力をしていましたが、自分に向いていないやり方を無理やりやっていても苦痛なだけなので、とにかく技術を上げていくという方向に切り替えました。
その結果それほど話さなくても指名を取れるようになりましたが、やはり技術と会話と両方を持っているセラピストが多くの指名を取っているのは事実です。
それと心を込めるのは何をやるにもとんでもなく大事です。
ただ押しているだけで、感謝されて誰でも働ける環境を辞めるときは、自分で稼ぐ仕事を見つけたときだと思っています。
※身体の知識は当然必要不可欠です。
まとめ
リラクゼーションは人の身体を触る仕事であるにも関わらず、誰でも出来てしまう職業です。
だからこそお客様の身体を簡単に傷めてしまうこともあり(これは国家資格を持っている持っていないは関係なく)しっかりとした技術と知識が必要となります。
適当にやるとしても最低限身につけるものはどの業界にもありますね。
ですが、1年くらい働いていくと「なんて楽な仕事なのだろう、しかもこれで感謝されてお金ももらえるなんてこんな業界が存在するなんて」と思っています。
何度も言いますがデビューするまではほんとに大変ですが、職場によってはとても働きやすい環境だと思っています。
もし転職や複業をお考えの方は、選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。