「株式会社ヘルセ」をご存知でしょうか?
あまり聞きなれない会社だと思いますが、リラクゼーションを運営する企業です。
リラクゼーションの会社はイメージしづらいのが多いですね。
「株式会社ヘルセ」は主に温浴(スパ)施設内のリラクゼーションと路面店を展開していますが、
その内情や求人についてを書いていきたいと思います。
株式会社ヘルセの内情は?
「株式会社ヘルセ」は主に温浴(スパ)施設内のリラクゼーションの出店に力を入れていて、
極楽湯に多く出店しています。
リラクゼーション業界ではある程度大きな会社になります。
評判は従業員(正社員・業務委託者問わず)に対する扱いの悪さが目立ちます。
正社員について
正社員は
「マネージャー」
「店長」
「総合職」
「受付事務」
があります。
マネージャー・店長職の良いところ
総合職を2〜3年経験すると店長を任され、さらに2〜3年で数店舗を管理するマネージャーとなります。
これは他の業界では一般的にはあまり無いスピード出世で、
大卒で入社して25歳くらいで店長となるため、若くして責任ある仕事に就け経験を積むことができます。
転職する際も面接で有利に働くことでしょう。
マネージャー・店長職の悪いところ
店長やマネージャーになるということは管理職になるということなので、管理職になるということは残業代がつかないとういことになります。
そして店長やマネージャーは1人で多くの店舗を任されるので、店舗間の移動時間多く休みは月に5日程度の人もいます。
総合職の良いところ
総合職とは、お客様を施術するセラピスト、研修講師、新店舗の応援要員、店長代理業務まで幅広く担当します。
入社してから2年ほどでこれらほとんどの業務を経験するので、短期間で経験値が上がりレベルアップできます。
総合職の悪いところ
様々な業務を行うため、残業時間が多く勤務時間が1日12時間を超えることもざらにあります。
休みは週休2日はなかなか取れないことが多いです。
そして約2年ほどで店長になるため、
新卒の場合は経験値が浅いために人の管理やクレーム処理に苦労する人が多く、悩んで辞めていく人も多くいます。
受付事務の良いところ
勤務時間は比較的きっちりしていて、休憩も1時間しっかり取れます。
一般の会社からしたら当然なのですが…
受付事務の悪いところ
休みが最初の1年間は月に6日となります。
受付業務時間は、ずーっと立ちっぱなしになるため、足腰が極端に疲れます。
社員の中で最も身体が凝る業務かもしれません。
業務委託者について
新卒、中途採用共に業務委託契約があり、未経験者の無料研修もあります。
新卒の場合
新卒は3年以内に辞める率が高いと思います。
理由としては人間関係の不満が多く、会社が人を大切に扱わないことも辞めることに繋がっていると思います。
新卒は研修からスタートして安い給料で働かせるため、若い人材を重要視する傾向がありますが、
なかなか給料が上がっていかないことが多いため、辞める人も少なくありません。
大切に扱わない例として、
株式会社ヘルセで最も売り上げを上げている池袋の「タイムズ スパ レスタ」内のリラクゼーションがありますが、
新人が1年間勤めると、2年目からは次に入ってくる新人の教育係を担当して人を育てる難しさを学びます。
ここまでは良いのですが、
2年目で教育係を務め終えると、3年目からは特になんの担当も任されなくなります。
1年目、2年目とある意味重要に扱われて、モチベーションも高いですが、3年目からは会社から突き放された気持ちになり辞めていく人も多いそうです。
中途採用者の場合
業界経験者で腕も良い人は、週5日の勤務であれば、歩合率43%でそこそこの給料で雇ってもらえます。
しかし、中途採用の未経験者の場合は、店舗の責任者によって研修指導がないがしろにされる傾向がありますので、
研修時間を3ヶ月以上の長期で考えるか、他の会社に移った方が良いと思います。
中途採用者も若い人を重要視する傾向があるように見受けられます。
離職率ご高い会社ですが、もちろん長く続いている人もいます。
株式会社ヘルセの求人について
正社員も業務委託者も常に中途採用者の募集はかけられています。
社会全体が人手不足というのもありますが、リラクゼーション業界は特に人の出入りが激しい業界です。
正社員の場合
正社員の給料は、
【新卒】
200,000円+業績手当(30,000円)
【店長】
250,000円~300,000円+業績手当
【マネージャー】
300,000円~350,000円+業績手当
となっているかもしれませんが、実際は少ない方の金額に近いと思っておいた方が良いです。
店長の30万、マネージャーの35万は店舗の売り上げがかなり上がっていることと、相当な量の業務をこなした場合になります。
業務委託「新卒」の場合
新卒の歩合率(給料)は、
温浴(スパ)施設では基本的に36%(アカスリは除く)で、
60分6000円の店舗で2160円となり、決して給料は高くなく業界では平均的です。
路面店では45%で、60分3980円のお店で1790円です。
研修は、
翌年の新卒の求人は夏頃から始まり、早い人でその年の冬から研修を行っています。
そして長い人で半年も研修を受ける人もいます。
新卒の女性で、エステやボディケア希望者は、その研修途中でアカスリに回されることもあります。
若い女性でアカスリになりたがる人が少ないためにこのようなことがありますが、
アカスリは給料も高いため、強引に説得されそうになるかもしれませんので、どうしても嫌な場合はしっかりと意思表示しましょう。
業務委託「中途採用者」の場合
中途採用の未経験者の給料は、研修を受けるため新卒と変わらない給料となります。
【未経験者】
施術60分あたりの歩合給が2280円。
【経験者】
2280円〜3600円となっているかもしれませんが、実際にはこれよりも低くなります。
経験者の腕にもよりますが、平均で60分の施術で2600円が多いと思います。
特に経験者でも施術60分あたり3000円もらってる人はいなくはありませんが、3000円いく人は稀です。
そして、1日の施術人数が平日で5人できる店舗も少ないかもしれません。
中途採用の未経験者の研修に関しては、今の仕事を続けながら空いている日に研修を受けることも可能ですが、
その分研修期間が長くなることは頭に入れておきましょう。
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株式会社ヘルセの最大の利点
株式会社ヘルセには最大の利点、特徴があります。
それは他にはない技術、手技です。
ヘルセの手技はボディケアとタイ健式(タイ古式ではない)に限ってですが、李式と呼ばれる経営者である李社長が開発した独自の手技があります。
どういうものかというと口で説明するのは難しいのですが、
施術でお客様の身体を押すポイントを、「引いて・押して・返す」というものになります。
これだけでは全く想像つかないと思いますが…
これは、李社長がコリをグリッとやられるのが好きでこの手技になったそうですが、
いわゆる揉捏のようなもので、よく使う揉捏は「押して・返す」が主流ですがそれに引く作業が加わります。
この先ず引くというのがとても難しく、覚えるのに大変苦労します。
しかしこの手技は、他の人が使っている揉捏とは気持ちよさが全然違ってきます。
どんな会社、どんなお店に行っても通用する技術で、そこで働いているセラピストの手技と差別化を図ることが出来、指名を取るにもとても有利に働きます。
覚えるのに時間がかかるかもしれませんが、この李式は学んでおいて損はない技術です。
そしてタイ健式ですが、タイ古式ではなくタイ健式と言っていることでも違うというのが分かると思うのですが、
タイ古式は、ダイナミックなストレッチが多く首や肩の押す施術が少なかったります。(※タイ古式はストレッチがメインではなく、押すことを最も重要に考えています。)
タイ健式は、首肩の押す施術も行い、ストレッチにダイナミックさはないですが細かくいろんな箇所を伸ばしていきます。
タイ健式は、押すのを半分ストレッチを半分取り入れた独自のタイ式施術になります。
タイ古式とタイ健式の両方をマスターできれば、施術の幅も広がりもし独立を考えているのであれば、かなりの武器になると思います。
まとめ
「株式会社ヘルセ」の内情や求人
についてでした。
ここに挙げた内容は、株式会社ヘルセの従業員や元セラピストに聞いた情報を元に私の見解も含めて書いています。
もちろん実際に指名を多く取り、何年も努めている従業員もいますので、
ここに書いた情報が全てではありませんが、このようなこともあるかもしれないと思って就職を考えるといいかと思います。